novelist:きた宗介+AI

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第1章  淫欲の秘図  【あらすじ】

1-1   「叔母の秘密」

就職活動中の大学生雅彦は、都内の叔母の由美の家に居候することになります。雅彦はひそかに由美に恋心を抱いており、再会を運命的なものと感じています。しかし、由美も、雅彦のことに関心を寄せているようです。一方、由美は関根という愛人と逢瀬を重ねており、雅彦はその様子を目撃します。その後、由美が夫の留守に雅彦と由美は密会し、初めて肉体関係を持つのです。

1-2 「禁断の愛欲」 :あらすじ

雅彦と由美は、由美の部屋で再び情事にふけります。二人はお互いの身体を愛撫し合い、快楽を貪ります。雅彦は由美の乳房や秘部に興奮し、彼女もまた快感に身を委ねています。二人の情欲は頂点に達し、絶頂を迎えるのです。

1-3 「隠された欲望」  :あらすじ

雅彦と由美の密会の現場に、由美の夫である内藤が訪れます。内藤は関根と由美との不倫を承知しているようです。妻が他の男と肉体関係を持つことで、内藤は快感を得る性癖の持ち主ではないか、と雅彦は疑念を抱きます。由美は夫の嗜好に応じて関根との情事を報告させられているのではないかと雅彦は想像します。内藤は雅彦と由美の関係を目の当たりにしても動じることなく、性愛を続けさせます。雅彦が果てるまで見続けて、その場を去ります。

第2章  淫欲の閨房 【あらすじ】

2-1 「疑惑の情事」 :あらすじ
雅彦と由美の禁断の情事が始まる。雅彦は、由美が内藤と部屋を去る様子を見てから、自身の欲情を抑えきれずに悶々とする。その夜、由美が雅彦の部屋にやってきて、二人の間に肉体的な関係が始まる。しかし、その一部始終を内藤が見ていたのではないかという疑念が雅彦の心をよぎる。

2-2 「淫靡な仮説」: あらすじ
翌朝、雅彦と由美は何事もなかったかのように朝食をとる。その日、二人は街に出かけるが、そこで雅彦は由美の愛人である関根を見つける。その後、電車に乗り込んだ雅彦は、関根が妻と一緒に乗ってきたことに驚く。雅彦は、関根が由美と不倫を持ちつつも、妻と幸せそうに暮らしている様子に混乱し、様々な仮説が頭をよぎる。

2-3「魅惑の誘惑」: あらすじ
雅彦は家に帰ってからも、関根のことが頭から離れず、混乱した感情に苛まれる。その中で、由美からの誘惑に対する欲望と、自身が由美との間に生じた状況に恐怖を感じる複雑な感情が交差する。その夜、由美が雅彦を誘い、彼の混乱はさらに増す。

2-4  「情欲の甘い蜜」: あらすじ
その夜、由美の誘いに応じた雅彦は、再び由美と肉体的な関係を結ぶ。しかし、絶頂の瞬間、ドアが開き、部屋には内藤が立っていた。驚く雅彦とは対照的に、由美は平然としている。内藤は雅彦と由美に対して「続けなさい」と言う

2-5  「歪んだ淫欲」 :あらすじ

由美は夫に命ぜられるままに雅彦とセックスを続けます。彼女はペニスを掴み手指や口で激しく積極的な愛撫を行います。内藤の目前での性行為に戸惑い、ためらいがちだった雅彦も由美の魅惑に抗えず激しく情熱的な交尾に溺れていきます。果てたふたりを見届けた内藤は静かに立ち去ります。
目の前で妻と他の男との情事を見て快感を覚えるという内藤は倒錯した性癖の持ち主であることはもはや疑いがない、と雅彦は思う。由美はその犠牲者なのか、あるいは飼いならされて自らも愉悦に浸る爛れた性愛の伴走者なのか。雅彦の由美への恋慕と複雑な思いがますます募ります。

 

第3章 愛欲の邪淫

 

3-1 閨房の秘事

 

「なみと申しますが、お会いしてお話したいことがございます」
関根の妻・なみから雅彦に電話があった。関根は由美の夫公認の愛人であることは由美本人から聞いて知っている。直接あったことはない。電車で関根夫婦を見かけたことがあったが、雅彦の電話番号はどうしてわかったのか。由美から以外には考えられない。由美となみは面識があるのだろうか。謎だらけなのだが、雅彦の仮説が当たっているのなら、絡んだ糸が少しだけ解れかけているような気がしてきた。

想像していたより高級なマンションだった。居住エリアに入る前にエントランスのコンシェルジェ・カウンター前を通った。エレベーターを降りてからもセキュリティを遠隔解錠してもらい玄関にたどり着いた。このようなところに住めるのは、おそらく内藤から関根夫妻への援助が合ってのことだろう、と雅彦は思った。

 

「およびだてしてもうしわけございません」
なみは丁寧な口調で招き入れ、リビングへ雅彦を通した。

関根の妻・なみは言葉少ない大人しそうな女性だった。華奢な躰つきではあったが胸や腰回りは女性的な膨らみがあった。美貌ではあるがどこか妖しげな謎めいた印象を雅彦は感じた。

「わたしを抱いてください」

部屋に通されると、いきなりなみは言った。雅彦は少し狼狽したが、こうなるであろうことは予測してやってきた。

雅彦はゆっくりとなみの首筋からうなじ、胸元へ唇を這わせた。そして両手で衣服の上から乳房を揉みはじめた。

「あっ」
なみが吐息を漏らした。雅彦は左手を乳房に残し、右手で彼女の腰を撫でまわしながらスカートのファスナーを開けた。そしてストッキングに包まれた太ももに手をかけ一気に引き下ろした。そしてショーツの上から股間を撫でた。

「ああん……」
またもなみは声を漏らした。しかしまだ敏感な部分には直接触れてはいない。雅彦はゆっくりと太ももから股間にかけて手を這わせた。そしてブラウスをたくし上げた。鎖骨から肩口、そしてほっそりとした腕へと、情欲ををそそられるゆるやかな曲線を撫で口を這わせた。

ブラジャーを外し、乳房を露出させた。半球型のかたちの整った美乳だった。その頂点にある小粒なコリコリとした乳首を口に含み舌の先で丹念に転がした。
「あっ、ああ……」
なみは躰をピクンピクンと跳ねあげ声を漏らした。乳首が敏感なようだ。さらに雅彦は股間に顔を埋めてショーツの上から割れ目にそって舌を這わせた。
「あっ、ああ……いやっ」
激しく首を振った。
「お部屋に行きましょう」なみはかすかな声で寝室へ誘った。

寝室は結構な広さの和室だった。すでに床が敷かれてあった。夫妻の寝室なのだろうか。ふたりは横になり互いに寄り添った。彼女の唇が彼の口を覆った。ゆっくりと舌を入れてきた……舌と舌が絡み合い濡れた音を立てた……お互いの唾液で唇はしっとりと濡れて色づいていた。
「抱いて 」
なみは再び訴えた。彼女の顔が妖艶さを増していたー由美と同じ、いや、控えめな女がこれほどまでに大胆に変貌するかと思うと、由美以上に蠱惑的にも思えた。

雅彦はなみのブラウスとスカートを脱がせ、自分も全裸になった。そして彼女のショーツを引き下ろした。恥毛が微かに濡れて光っていた。割れ目を指でなぞった……そこも潤っていたー すでに充分準備ができているー が、彼女は突然四つん這いの体勢になり尻を突き上げた。ウエストのくびれが際立ち腰から臀部にかけての熟れたラインはまろやかな艶かしさがあった。

「みて…」
みなは自らの手で白い双臀を広げて、陰花の蕾の如き淫靡な裏門を見せつける。その下部には濡れそぼつヴァギナがかすかに蠢いている。大人しそうだった女が、卑猥に腰を振り誘いかけている。雅彦は女の変わりように戸惑いながらもアヌスを指で撫で、ヴァギナに唇を押しつけた。背後から挿入したい衝動に駆られたが、次第にいやらしくなっていく女身の変化を味わってみたかった。

みなの躰が仰向けになるように仕向けた。乳腺から腰骨、下腹部そして股間につづく、緩やかできめ細かな丘陵が身震いするほど退廃的な色香だった。ゆっくり舌を這わせると小刻みに震え悶えて腰を浮かせて低く囁く。
「きて…」
焦らすつもりはないが、舌でもっと味わってみたかった。クリトリスを小刻みに刺激した。さらに亀裂を開きねぶり回した。そこは泉のごとく蜜を湧かせていた。
「ああっ」
彼女は小さく呻いて腰を震わせた。太腿がヒクヒクと痙攣していた。かなり感じやすい体質のようだ……

いつの間にか、みなの夫の関根が直ぐそばに来ていた。(やはりそうだったかー)雅彦は驚かなかった。襖が開かれた隣の小さな部屋に全裸の内藤と由美がいることにも気づいた。内藤はみなと雅彦の痴態を凝視している。由美は跪いて夫の股間に顔を埋めていた。

雅彦は迷うことなく続けた。もう一度みなをうつ伏せにさせ、背後から一気に欲望の塊を蜜壺に侵入させた。
「あああっ」
彼女は躰を大きく反り返らせ、喘ぎ声を漏らした。正面に回った関根は愛おしそうに妻の髪を撫で、頬ずりして自分の一物をみなに向けた。みなはそれを咥えた。雅彦は後ろから突いた。
「ああ、いいっ」
みなはまた激しく首を振り悶えた。雅彦を包む肉襞が絡みついてくる。由美とのそれとはまた違った妖しく淫らで陰鬱な快感を覚えた。抽送を続けた。
「いい、気持ちいいっ」
うわ言のように喘ぐみなはもう関根のペニスを咥え続ける余裕はなかった。

「あうっー、あああっー、んんっー、いっくぅっー 」
みなは苦悶のような切れ切れの呻きを発し突っ伏した。同時に雅彦も激しい高揚感に包まれ一気にみなの中に放出した……

「わたしもだ、イキそう……あああっ」
関根は自慰で限界に達したようだー彼は激しく腰を振り精をみなの顔面に吐き出した。

隣室から内藤の低い咆哮が聞こえ由美が襖を閉てるところであった。先程、雅彦は内藤の恰幅の良い身体に不釣り合いな、幼児のような異様に小さいペニスを見逃さなかった。

エピローグ

 

「元気でね」
「はい、叔母さんもー 」
東京での就職を断念した雅彦は郷里へ帰ることにした。内藤の元で優遇するというオファーもあったが、兎に角この館から離れなければならない、と思った。爛れた性愛に浸っているわけにはいかなかった。一時は内藤の異常な性癖を疎ましく思い、由美を助けたいと思ったが今は違う考えを持つようになった。内藤と由美は彼らなりの愛情で結ばれているのだろう、と。

「雅彦さん、お世話になりました」
みなから殊勝なメールが届いた。彼女はもう激しく淫れる女ではなく淑やかな令夫人だった。関根となみも歪んだ性愛に根ざした関係に思えたが、性の愉しみは人それぞれなのだろうと思うことにした。

「近くにくることがあれば、またここに寄りなさい」
内藤は屈託のない笑みを浮かべて送ってくれた。一瞬雅彦には、内藤に言わなければならないことがあるように思えた。が、何も浮かばなかった。彼は足早に立ち去ったーどこか後ろ髪を引かれる思いがしたがー自分はまだ何も理解していない、そして誰も理解しようとしていない……この館の中にいても何も始まらないし終わらないーそう感じた。

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